人工股関節になる前と術後の日常生活で私なりに気をつけている事など書いてみようと思います。
術前の注意事項に関しては、今にして思えばこれをしなければ良かったとか
振り返ってみて書き出して見たいと思います。
術前(変形性股関節症)の注意事項
- 重い物は持たない。足の負担になるような重い物は持たないようにする。
- 足のケガに注意する。→ちなみに私は変形性股関節症と診断される半年ほど前に丁度左足首に重度の捻挫をしてしまいました。
- 当然のことながら足の怪我から変形性股関節症が酷くなる場合もあるので捻挫等しないよう注意すること
- 無理に筋肉トレーニングをしない。痛いのを我慢してまで筋トレをする事は余計筋肉を痛め進行を早めることになります。
- 足が痛い時は無理をせず杖などを使って負担を軽くする。
- 靴やインソールに気をつけるだけでも痛みが軽減する場合もあるので注意する。ヒールが高い靴などは厳禁
術後(人工股関節置換手術後)の注意事項
術前の注意事項と重なる所もあります。注意事項というか私が出来ないことなども含まれます。
- 重い物は持たない。足の負担になるような重い物は持たないようにする。→これは術後も変わらず重いものを持つと股関節が痛くなるので米などの購入は通販などを頼ってます。
- 足のケガに注意する。転ばない。→こちらも術前と変わらずですが、術後は手術後の傷痕周りに肉が付いていないので、ぶつけたりするとかなり痛い。術後3ケ月位までは脱臼の確率が高くなるので転ばないよう注意する。筋肉がつけば多少転んでも大したことはないが。気をつけるに越した事はない。
- 手術した足を下にして横向きで寝ない。抱き枕を使う。→やはり患部を下にして寝ると股関節が痛い。(股関節が外れはしないだろうが、ずれてしまうような気がして出来ない)
- 長い距離走らない。(走れない)ドスンと飛び降りたりしない。→今現在もこわばりがあってうまく走れないのだけれど…走る震動で人工股関節のゆるみが進行しそうで出来ない。どちらも先生からもしないよう言われている。
- 正座、横座り、女の子座り→正座が出来ない訳ではないのだけど私の場合は必ず攣るので正座はしないようにしている。正座は一般的に禁止されていないが横座り、女の子座りは脱臼の恐れがあるとあまり勧められていない。
- 足を組んで座らない。姿勢を正して座る→昔は必ず足を組んで座っていたが変形性股関節症になって足を組んで座らなくなりました。脱臼のリスクもあり、あまり良くないようです。また姿勢が悪いと骨盤もゆがんできますので気をつけましょう。
- 身体をねじって何かを取る行為→つい無意識にやっていたりしますが、やはりこれも脱臼のリスクがあるのでやらない方がいいでしょう。
- 出来るだけ洋式トイレを使う。→昔と比べて和式トイレは禁止とは言われていないようだが、洋式トイレがあれば洋式トイレを使うようにしている。
- 一番気をつけたい事が、筋肉をつける事!!股関節回りに筋肉がつくことによって、筋肉がしっかり股関節を支え負荷をストレートに与えないようになる。これによってもう片足にも負担が掛からず両足人工股関節になる事を遠ざける事が出来る。と私は思ってます。実際術後までは、手術をしていない左足の股関節も痛くいつ人工股関節になる事かと怯えていましたが、筋肉がついてくるにつれ痛みは皆無になりました。
- 体重を増やさないこと!!!こちらも術前・術後気をつけなければいけない重要事項です。体重増加による股関節に掛かる負担を取り除くことも大事です。とは言ってもなかなか難しいですよね。
痛いからと言って筋肉トレーニングもせず大事にして、動かず体重増加なんて最悪です。
出来る簡単な事から、トレーニングをしたり食事制限を心掛けたり常にしていたいものです。人工股関節置換手術をしたから終わりではありません。
手術をしていない片足も守るためにも気をつけていかなければなりませんね。